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	<title>小さな友達</title>
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		<title>小さな友達 -8-</title>
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		<pubDate>Sat, 14 Apr 2012 17:20:16 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
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		<description><![CDATA[「ママ、私自分の部屋探してくる」 そういうと、私は自分の部屋へと急いだ。 バンっ──。 無造作にドアを開け、クローゼットの中を開ける。 中にあるもの全部放り出し、探したけれど見つからない。 次に押入れを開けて探すけど、そ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「ママ、私自分の部屋探してくる」<br />
そういうと、私は自分の部屋へと急いだ。<br />
バンっ──。<br />
無造作にドアを開け、クローゼットの中を開ける。<br />
中にあるもの全部放り出し、探したけれど見つからない。<br />
次に押入れを開けて探すけど、それもまた見つからない。<br />
私は昨日の夢を思い出した。<br />
『忘れてしまったの』<br />
彼らの声は、とても寂しそうな声だった。<br />
きっと、母の姿を探して泣いていた私と同じくらい、心細かったんだろう。<br />
どうして忘れてしまったんだろう。<br />
あんなにも仲良しだったのに。<br />
押入れの中を探しているとき、ふとベッドの下に目をやった。<br />
そして、走馬灯のようにあるビジョンが頭の中を流れる。<br />
１１歳くらいの私が、いくつかの箱の中にミッキーたちを入れているビジョン。<br />
「恵の宝箱に皆を入れてあげるからね」<br />
そういいながら、私はお友達たちを中に仕舞ってる映像だ。<br />
「皆は私の宝物。だから宝物入れの中に入れれば、皆と一緒にいられるでしょ？」<br />
私はそういいながら笑っている。<br />
私は急いでベッドの下へと手を入れた。<br />
そして、３個の大きな箱を引きずり出す。<br />
蓋を開けると、ミニーちゃんに、戦隊坊や、そして他のお友達もたくさん出てきた。<br />
虫に食われ、ところどころに穴が開いている。<br />
私はその子達を力いっぱい抱きしめた。<br />
そして「ごめんなさい」と謝った。<br />
怖がらせたかったわけじゃないの……。<br />
私の頭の中で、声が聞こえた。<br />
今までのように「耳」で聞こえる感じじゃなく、頭の中に直接響くように声は語りかける。<br />
ただ、もう一度思い出してほしかっただけ。<br />
めぐちゃんが、だいがくへ行ってここから出て行く前に、もう一度思い出してほしかったの。<br />
「さようなら」ってちゃんと言いたかったんだ。<br />
うるさくしてごめんね。<br />
ごめんね。<br />
「何言ってるのよ。ごめんは私のほうだよ。皆のこと忘れちゃってごめん」<br />
そういって、もう一度皆を抱きしめた。<br />
──　４月。<br />
「いるもの全部持ったの？」<br />
玄関に座り、靴を履く私に母が聞く。<br />
「持ったってば」<br />
「もう大学生なんだからしっかりしなさいよ」<br />
イチイチ人を子ども扱いしてるの、ママでしょうが…と心の中で思いながら私は立ち上がった。<br />
そして二階を見上げる。<br />
「あのぬいぐるみたちは、本当にあのままでいいのね」<br />
「そうよ。どこにも仕舞わずに、そのまま置いておいてね。虫に食われでもしたらママのせいなんだから」<br />
「はいはい。まあ、アンタの代わりだと思えば寂しくないかもね」<br />
「そうよ。あの子達は私達の守り神みたいなもんだんだからね」<br />
そういうと、大きな声で「いってきます！」と言って玄関を後にした。<br />
行ってらっしゃい。<br />
ママは私達が守ってあげるから。<br />
そんなような声が聞こえた気がしたけれど、私は皆に見守られて我が家を後にしたのだった。
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		<title>小さな友達 -7-</title>
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		<pubDate>Wed, 04 Apr 2012 21:06:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[それから、いろんな「子」たちの声が聞こえるようになった。 いとこが遊びに来て置いていった戦隊物のオモチャは 『寂しいよ』 って泣いていたから、私とミニーちゃんがお友達になった。 それから、おばあちゃんがくれた日本人形もお [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>それから、いろんな「子」たちの声が聞こえるようになった。<br />
いとこが遊びに来て置いていった戦隊物のオモチャは<br />
『寂しいよ』<br />
って泣いていたから、私とミニーちゃんがお友達になった。<br />
それから、おばあちゃんがくれた日本人形もお友達になった。<br />
皆が皆、私の近くにいてくれて、私が困った時に助けてくれた。<br />
私はママが夜中にいなくても、皆がいるから平気になった。<br />
寂しくもなくなった。<br />
だって、暗がりで目が覚めたとしても、必ず皆が傍にいてくれてるってわかったから。<br />
それなのに……。<br />
いつからだろう。<br />
皆の声が聞こえなくなったのは。<br />
皆の存在を気にしなくなったのは……。<br />
高学年になった、たくさんの友達ができた。<br />
それまでは暗くて陰気な少女だったのに、じょじょに明るくなって、私の周りには人間の友達がたくさんできるようになったんだ。<br />
好きな子もできて、人間のお友達と遊ぶほうが楽しくなっていったんだ。<br />
「ちょっとどうしたの？！」<br />
母が驚いて聞く。<br />
「え？」<br />
いつの間にか、私の瞳から大粒の涙が溢れていた。<br />
寂しくて仕方なかった私を、皆が勇気付けてくれたのに、私はそんなお友達を「忘れてしまっていた」んだ……。<br />
「ねえママ！私小さい頃ミニーちゃんのぬいぐるみとか持ってたでしょ？それどこに片付けた？」<br />
お願いママ。<br />
捨てたなんていわないで。<br />
心の中で必死にそう願った。<br />
「ああ、そういえばあなたどこに行くにも持ってたわよね。どこに仕舞ったかしら……」<br />
母は居間の押入れを開け探し出した。<br />
「ここにはなさそうね」<br />
母は言う。
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		<title>小さな友達 -6-</title>
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		<pubDate>Mon, 26 Mar 2012 10:06:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[最初に私に話しかけてくれたのは、ディズニーランドに行った時に母が買ってくれたミニーのぬいぐるみだった。 母子家庭だった我が家は、母が朝から晩まで働いてくれたおかげで普通の家庭のような生活を送れていたんだ。 決して「母子家 [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>最初に私に話しかけてくれたのは、ディズニーランドに行った時に母が買ってくれたミニーのぬいぐるみだった。<br />
母子家庭だった我が家は、母が朝から晩まで働いてくれたおかげで普通の家庭のような生活を送れていたんだ。<br />
決して「母子家庭」だからって言われないように。<br />
そして、「母子家庭」を言い訳にしないために……。<br />
事務員の仕事を終わらせてから、私を保育園に迎えに来て、それから私に夜ご飯を食べさせてお風呂に入れて、寝かしつける。<br />
私が寝たのを見計らって、母はまた夜の清掃のバイトとファミレスのパートへと出かけていった。<br />
私が寝てからといっても、途中で目が覚めるときだってある。<br />
真っ暗な暗闇に、私しかいない。<br />
「ママ……」<br />
と呼んでも、誰も返事をしてくれることもなく、幼き私はただただ涙を堪えていた。<br />
ママは私のために頑張ってくれてるんだ。<br />
そう思っていたからこそ、寂しくても泣いちゃダメだって思ってた。<br />
寂しくて仕方ない時は、いつもミニーのぬいぐるみを抱きしめて声を押し殺して泣いていたっけ。<br />
そしたら、<br />
『大丈夫。泣かないで。私が傍にいるから』<br />
って声が聞こえたの。<br />
最初は驚いて、「怖いよ」って泣いてたら、<br />
『目を瞑ってごらん』<br />
って言われたから、言われたとおりに目を瞑ったら、抱きしめているミニーのぬいぐるみが光ってて、私の顔を覗き込んでたの。<br />
「ミニーちゃんがお話してたの？」<br />
『そうよ。もう怖くないよね』<br />
「うん！」<br />
それから、ずーっと寂しくなったり怖くなったりしたら、ミニーちゃんが私のことを助けてくれた。<br />
怖くないよって言ってくれてた。
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		</item>
		<item>
		<title>小さな友達 -5-</title>
		<link>http://thaikyoku.com/2012/03/17/%e5%b0%8f%e3%81%95%e3%81%aa%e5%8f%8b%e9%81%94-5/</link>
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		<pubDate>Fri, 16 Mar 2012 10:07:21 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[ＰＰＰＰＰＰＰ。 相も変わらず目覚まし時計が「起きろ」と叩き起こす音が聞こえる。 モゾモゾと布団の中から手だけを出して、時計を手探りで探すけど、見事にヒットしない。 「わかったわよ。起きるってば」 そう呟き、ベッドからイ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>ＰＰＰＰＰＰＰ。<br />
相も変わらず目覚まし時計が「起きろ」と叩き起こす音が聞こえる。<br />
モゾモゾと布団の中から手だけを出して、時計を手探りで探すけど、見事にヒットしない。<br />
「わかったわよ。起きるってば」<br />
そう呟き、ベッドからイヤイヤ起き上がる私は、最近聞こえ続けていた「声」が聞こえなくなっていたことに気づいた。<br />
（…あれ？）<br />
いつもだったら、起きない私に声をかけてくれる皆の声が聞こえない。<br />
本当なら声が聞こえてる方がおかしいのに、聞こえなくなってる方に気持ち悪さを感じていた。<br />
時計を見て時刻を確認。<br />
よし。<br />
今日は朝ごはんをゆっくり食べることができる。<br />
私は制服に着替えて１階へと降りていった。<br />
「おはよう」<br />
「あら！今日は雪でも降るかしら」<br />
「失礼ね。私だって早く起きるときくらいはあるのよ」<br />
「遅刻だ遅刻だ」と慌ててご飯も食べずに家を飛び出すのが日常の私が、めずらしくゆっくり朝ごはんを食べていることに、「やっぱり雪でも降るのかしら」って笑う母。<br />
それに対して軽く睨みつける私に、母は言った。<br />
「そういえば、最近独り言が多かったけれど、受験勉強からは解放されたんでしょ？」<br />
「え？」<br />
「誰もいないのに、まるで誰かと話してるみたいなんだもの。何か昔を思い出しちゃった」<br />
朝食を片付けながら母が続ける。<br />
「物心ついたころくらいかしら。恵はいろんな見えないお友達がいたみたいでね。その子と○○したのよ。とか、××しなさいって言われたのって…。もちろん悪いことを教えてる、させてるってわけじゃなかったから見守っていたんだけれど……」<br />
「……それがなくなったのっていつくらい？」<br />
「確か……、小学校の高学年になってからぷっつりとなくなったわね」<br />
「………」<br />
私は記憶の扉を開け、幼き頃の記憶をたどっていく。<br />
ああ、確か、私にはたくさんのお友達がいたはずだ。
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		</item>
		<item>
		<title>小さな友達 -4-</title>
		<link>http://thaikyoku.com/2012/03/06/%e5%b0%8f%e3%81%95%e3%81%aa%e5%8f%8b%e9%81%94-4/</link>
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		<pubDate>Mon, 05 Mar 2012 23:51:45 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[（ここはどこだろう……。） 私は真っ暗な暗闇の中に立っていた。 灯りは一切なく、深刻の闇に包まれている。 そんな中に、私は立っていた。 このまま歩き出したら、前も後ろもわからなくなりそうな不安感が体中を覆う。 （怖い）  [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>（ここはどこだろう……。）<br />
私は真っ暗な暗闇の中に立っていた。<br />
灯りは一切なく、深刻の闇に包まれている。<br />
そんな中に、私は立っていた。<br />
このまま歩き出したら、前も後ろもわからなくなりそうな不安感が体中を覆う。<br />
（怖い）<br />
「皆」があまりにもうるさいから、私は布団に入って無理やり目をつむって眠りについたはず。<br />
じゃあ、これは夢…？<br />
起きなきゃって思うのに、私はピクリとも動けなかった。<br />
怖い。<br />
早く目を覚ましたい。<br />
そう思った瞬間、こんな声が聞こえてきた。<br />
『どうして、私達のこと忘れちゃったの？』<br />
『嫌いになっちゃったの？』<br />
「え？何？何が？言ってることがわからない」<br />
私がそう答えると、さらに悲しそうな声で答える。<br />
『昔はあんなに仲良かったのに』<br />
『僕のこと、すごく大事にしててくれたじゃない』<br />
『忘れないで。ずっと傍にいるんだよ』<br />
この状況が怖いのか、それともその声たちがあまりにも悲しそうな声で話すからかわからなかったけれど、私はとても悲しくなって涙が溢れ出した。<br />
そして同時に、<br />
私知ってる。<br />
この子たちのこと知ってる。<br />
と思ったんだ。<br />
『めぐちゃんは私たちのこと、すっごく大切にしてくれて、毎日のように遊んでくれてたけれど、めぐちゃんが大きくなると同時にどんどん私達のことを忘れていくの、とても悲しかった』<br />
『怖い夢見ても、僕達がいるから怖くないって言ってくれてたのに、忘れちゃったの？』<br />
『私達はめぐのこと、今でも大好きなのよ』<br />
『だいがくってところに行ったら、もっと私たちのこと忘れちゃうってことだよね？』<br />
次から次へと、皆が訴えてくる。<br />
そうだ。<br />
この子たちは、私の「小さなお友達」だ────。
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		</item>
		<item>
		<title>小さな友達 -3-</title>
		<link>http://thaikyoku.com/2012/02/26/%e5%b0%8f%e3%81%95%e3%81%aa%e5%8f%8b%e9%81%94-3/</link>
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		<pubDate>Sat, 25 Feb 2012 13:42:06 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[あの朝、不思議な声を聞いてからというもの、時折耳元でいろんな囁き声が聞こえるようになった。 不思議な話なんだけど、たった一つだった声は、日を追うごとに数が増えていったんだ。 小さい女の子のような声だけだったのに、いつのま [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>あの朝、不思議な声を聞いてからというもの、時折耳元でいろんな囁き声が聞こえるようになった。<br />
不思議な話なんだけど、たった一つだった声は、日を追うごとに数が増えていったんだ。<br />
小さい女の子のような声だけだったのに、いつのまにか、男の子だったり大人の女性だったりと、いろんな声が聞こえだした。<br />
しかも、たった一人じゃなく、複数人の声が同時に聞こえるときもある。<br />
面白いことに、その声同士がケンカしたりすることもあった。<br />
家族と一緒にいるとき、学校にいるときも声が聞こえるときがある。<br />
でも、私以外の人間には聞こえないようだった。<br />
『１８歳にもなって人参を残してるの？ちゃんと食べなきゃ』<br />
「わかってるよ。でもあんまり好きじゃないのっ」<br />
人参をつつきながら、私は『声』に答えた。<br />
「え？何が好きじゃないって？」<br />
と、母が聞く。<br />
「あ、ううん。人参があまり好きじゃないって言ったの」<br />
「何一人でブツブツ言ってるのよ。それに１８歳にもなって子供みたいなこと言わないの」<br />
『ほら、ママに怒られた』<br />
「うるさい」<br />
「何が？」<br />
母にとったら、私と母との２人だけの会話になってるんだろうけど、私にとったら２人以外に「いる」んだよね。<br />
だから、会話がごっちゃになる。<br />
「もう寝る」<br />
そういうと、私は箸を置いて２階にある部屋へと上がっていった。<br />
『ご飯残しちゃダメだよ』<br />
『そうだよ。ママが一生懸命作ってくれたのに』<br />
部屋に入ると、いろんな声が聞こえてきた。<br />
ベッドに入り、布団を頭からかぶるも、その声たちは私の頭の中を埋め尽くす。<br />
「もううるさいって！」<br />
別にこのままでもいっか……なんて思ったは撤回する！<br />
朝から晩まで頭の中埋め尽くされたら、私どうにかなっちゃうよっ！<br />
「お願いだから、少し静かにしてよ…」<br />
そう呟くと、私は目をつむり無理やり眠りについた。<br />
一方母は、夕飯の後片付けをしながら、母は私の小さい頃を思い出していた。<br />
「夕飯のときのあの子、まるで小さい頃のあの子みたいだった……。よく独り言言ってたのよね。誰としゃべってるの？って聞いたら、小さいお友達って言ってたっけ……」<br />
そう呟くと、母は心配そうに空を仰いだ。
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		<item>
		<title>小さな友達 -2-</title>
		<link>http://thaikyoku.com/2012/02/16/%e5%b0%8f%e3%81%95%e3%81%aa%e5%8f%8b%e9%81%94-2/</link>
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		<pubDate>Wed, 15 Feb 2012 14:24:19 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
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		<description><![CDATA[学校に着いてからも、私は今朝の出来事を思い出していた。 正直、私に霊感なんてあるわけがない。 心霊話は「好き」だけど、自分自身が「見る」ことができないからこそ、他人事のように思えるから興味を持って見ることができているだけ [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>学校に着いてからも、私は今朝の出来事を思い出していた。<br />
正直、私に霊感なんてあるわけがない。<br />
心霊話は「好き」だけど、自分自身が「見る」ことができないからこそ、他人事のように思えるから興味を持って見ることができているだけ。<br />
１８歳の高校３年生の私が、今更霊感に目覚めた……なんて、あるわけないない。<br />
「何がないって？」<br />
親友のユイが聞いた。<br />
「何？アンタも人の頭の中の声が聞こえるとか？」<br />
「何言ってんのよ。思いっきり『ないない』って声出して言ってたじゃない」<br />
「あ、そう」<br />
「今日朝からボーってしてるけど、何？失恋でもした？」<br />
「そんなカワイイものだったらいいけどね」<br />
「何よ。意味深ね」<br />
そう笑うユイに私は今朝の出来事を話した。<br />
「夢だって～」って笑うかなって思ったけれど、ユイは真面目な顔をして聞いていた。<br />
そして、こう言ったんだ。<br />
「憑いてるのかもよ？」<br />
……て。<br />
「それか、大学への推薦が決まって、受験から解放されたから、安心して幻聴が聞こえたのかもね」<br />
とも言った。<br />
本当なら、もっと怖がってもいいのかもしれない。<br />
でも、私は心のどこかで「怖いものじゃない」と思っていた。<br />
根拠なんてないけれど、ただ、何となくそう思えていたんだ。<br />
だって、もしあの声の主が怖いものだったら、朝起こしてくれたり、私を送り出したりなんてしないでしょう？<br />
もっと、怖い思いをさせたり、脅かしたりするものじゃない？<br />
だから、幽霊だったとしても、きっと悪い幽霊じゃないって、私はそう感じることができていた。
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		<title>小さな友達 -1-</title>
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		<pubDate>Thu, 26 Jan 2012 14:53:26 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
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		<description><![CDATA[小さい頃、誰もが「小さいお友達」の存在があった。 ぬいぐるみだったり、戦隊物のオモチャだったり、その「お友達」は人それぞれ違っている。 ……でも、その小さいなお友達は、寂しい心を癒してくれたり、元気付けたり、一緒に遊んで [...]]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>小さい頃、誰もが「小さいお友達」の存在があった。<br />
ぬいぐるみだったり、戦隊物のオモチャだったり、その「お友達」は人それぞれ違っている。<br />
……でも、その小さいなお友達は、寂しい心を癒してくれたり、元気付けたり、一緒に遊んでくれたりもして、そのお友達がないと不安で仕方なかった記憶がある。<br />
いっつも一緒に居て、どこに行くにも一緒に連れて行っていたのに、いつからだろう、そのお友達がいなくても平気になってしまったのは……。<br />
ＰＰＰＰＰＰＰ。<br />
頭の上で目覚まし時計が起きる時間だと怒鳴った。<br />
聞こえているけれど、聞こえない振りしてさらに布団の奥深くに潜る私。<br />
（あと、５分。あと５分寝かせて）<br />
そう心の中で呟いた時、耳元で誰かが囁いた。<br />
『あと５分寝ちゃったら、学校遅刻するよ』<br />
え？<br />
お母さん？<br />
ビックリして布団から出ても、そこには誰もいなかった。<br />
「恵、いつまで寝てるの？早く起きなさい」<br />
そう言って母が部屋のドアを開ける。<br />
「さっき起こしに来たんじゃないの？」<br />
「何言ってるの。恵がなかなか起きてこなから、今起こしに来たんじゃない」<br />
寝ぼけてないでさっさと下に下りてきなさい──。そう釘をさして、母は部屋から出ていった。<br />
「気のせいだったのかなぁ。でもはっきり聞こえたんだけどなぁ。夢見てたのかなぁ…」<br />
独り言のようにブツブツ言う私。<br />
そしてもう一度時計を見て、ベッドから飛び降りた。<br />
「ヤバイっ！遅刻するっ」<br />
慌てて、制服をクローゼットから取り出し、ハイソックスをタンスから取り出す私。<br />
そして急いで部屋から出ようとしたとき、背後から声をかけられた。<br />
『行ってらっしゃい』<br />
即効振り返ったけれど、やっぱりそこには誰もいない。<br />
でも、今度は聞き間違いなんかじゃないことをはっきり認識した。<br />
女の人…というよりも、幼い女の子の声とも言うべきだろうか。<br />
でも、どこか懐かしい声だった。
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